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病まいは住まいから

2023年2月13日

病は住まいから

「家の中というのは、よく人が命を失う場所」

交通事故の件数が年々少なくなっているのに対し、家の中で亡くなっている人の数はその3倍くらいに増えています。

特に65歳以上の高齢者の方が全体の78%、そしてその中でお風呂の中で溺れて亡くなる人の数は62%と異常に高いデータがあります。

その原因は「ヒートショック」によるものが多く占めており、トイレや洗面所でも同じことです。室内の温度差があるということです。脳出血にせよ、脳梗塞にせよ、いったん麻痺が出てしまうとなかなか直らないと言われております。

季節的には11月から2月にかけて一番多いようで、脳外科の稼ぎ時は冬場だという話もあるくらいですから。では、気温と脳出血や脳梗塞の死亡率とは一体どんな関係になっているのかと言いますと、北海道より南の地方では気温が低くなればなるほど死亡率はどんどん上がりますが、その反面北海道のデータをみますと、気温が低くなればなるほど死亡率は下がっている様です。

そしてなんと北海道ではこの季節に亡くなる人の数は全国最下位となっているのです。ではなぜなのかわかりますか?

この違いは何かというと、実際に言われておりますのは、「建物が違う」ということです。北海道の建物は断熱がしっかりしていて、ヒートショックが少ないためです。又、暮らし方にも考慮されているご家庭があります。例えば、半袖姿でビールを飲んでいるご家庭もあるくらいです。対策としては何と言っても家中の温度を常に一定にしておくことが最重要課題となります。断熱のことで屋根に積もった雪が溶けやすいか溶けにくいかということに対しても、断熱のきいた家の屋根は、屋根に熱が伝わりにくいので、屋根の雪は溶けにくいのに対し、すぐ溶ける屋根は断熱性がきいていないので熱は外部に逃げて溶けやすくなります。ちなみに溶けてツララとなっているような家にはこのような現象が見受けられるようです。脳疾患の中でも特にくも膜下出血に関しては、10人当たり3人は手術をしてもどうにもならない状況で亡くなり、3人~4人は何かしらの障害が残り、社会復帰ができていないようで、それくらい重篤な病気ということが言えるのです。なので寒さをしのぐ住まい方の工夫をするのではなく、やはり「家づくり」の方で寒さをしのぐ工夫をしなければならないのです。

ちなみにこんな話もあります。

脳梗塞の後遺症で、言葉が不自由になったが、家族と一緒に過ごすことで回復につながったと実感している。特に小さかった孫との同居により劇的なリハビリ効果があった。その孫との絆は今でも非常に強い。

では、あなたの家ではこんな風になっていませんか?

古い家の台所は特に寒い、朝起き抜けにそこに立つと空気がひやりと氷室のように冷たくて、眠気などはいっぺんに吹き飛んでしまう。布団の中とのあまりの温度の違いに体が付いていかないので、台所に立つ前には必ず膝までの厚手の靴下をはき、ダウンのベストを羽織る、さらに前掛けタイプのエプロンをギュッとしめて腰回りをカバー。少しでも冷気から体をガードしながら「1秒でも早く」とやかんに火をかける。湯を沸かしたり、目玉焼きを作ったりしていると台所は次第に暖まり始める。

又、小さなお子さんのいる家庭では例えば赤ちゃんを風呂に入れるのには、まず脱衣所が寒いので暖めなければならない。脱衣所が暖まったら大騒ぎで風呂に入れて上がったら寒いから早く乾かして­­---。

「風邪引くから早くパジャマ着なさい。」などと奥さんの金切り声。窓ガラスにあの梱包用などに使う「プチプチシート」を貼ったくらいでは解決策にはなりません。寒い家に住んで光熱費が月に5万円もかかるような家はトータルで考えれば出費は少ないかもしれません。それに我慢して厳しい環境の家に住み、ストレスを感じながら住み続けるより、経済面から考慮すると暖まりやすく「住み心地」の良い家ということになります。「住み心地」の良い家に暮らせるということは健康面から考えても、お金以外に大事なことなのです。北海道では今、小さな家(タイニーハウス)が主流となっています。小さな家で燃費が少なく、「住み心地」が良い家に住んでみたいと思いませんか。

 

高性能な家づくりに大切なポイント①

良い家は「窓」が決め手

●「窓の性能は家の性能に直結する」ということ。

窓は壁に空いた、熱の穴同然です。高性能な家には高性能の窓が基本となります。一般的にアルミサッシに複層ガラス(二枚ガラス)を入れた場合ですが、夏に窓から入ってくる熱量は、家全体の74%(熱流入)、冬に窓から逃げていく熱量は全体の5%(熱流出)も占めるといわれています。この様に家全体の中で断熱性能に直結する場所は窓であるということ。それにはアルミサッシよりも樹脂サッシ、又、それよりも木製サッシの方が適していることは言うまでもありません。

 

高性能な家づくりに大切なポイント②

良い家は燃費がよい

●皆さんはどちらを選びますか

一般的な120㎡位の戸建の場合、現在のエネルギー価格で計算すると、平均年間25万円ほどの光熱費がかかります。つまり「A.普通の家」を建てる場合同時に25万円×30年間=750万円分のエネルギーを買うことになります。

一方エネルギーコストが普通の半分で済む「B.低燃費な家」の場合は将来のエネルギーコストは半分ですから、375万円分は住宅のグレードアップに使うことができます。

なので、普通の家を建てる場合は30年分のエネルギーも買う決断をしたということになります。「普通の家」と「低燃費な家」は支払う金額は同じでも毎日の居住快適性は大きく異なり、例えば冬の窓周辺で感じる寒さや結露に悩まされることもありません。この様に車選びなどでは当たり前に少し高いエコカーを購入できているのに、一生の住まいにお金がかかっていないのが現状です。生活の中で燃費を考えなくてはならない重要なものは「住宅」なのです。

ならば高性能の家は高い?

生涯で一番の高い買い物選びがフィーリング?

失敗したら30年買い替えができないのに・・・

ということは、生涯で一番下調べすべきところですが、家電製品を買う時よりも下調べが少ないなんてことがほとんどです。その原因として、車の燃費やパソコンのスペックの様に比較ができる共通の指標がほとんどないからです。その結果、大体の建主の方は「営業マンとの相性」「工事費」「デザインのフィーリング」又は、「メーカーのブランド」「広告力」みたいなものだけで生涯最高額の買い物を決断しているのです。しかも住宅購入という行為は高価だけでなく利用期間もおそらく全ての物の中で一番長くなるはずです。その証拠にほとんどの方が30年程度のローンを組まれていますが、これは30年以上使う事を前提にしているからにほかなりません。住宅購入で失敗してはスマホの2年、車の10年といったような短期間での買い替えはできなくなります。プリウスが圧倒的に売れている理由は、車の年間走行距離とガソリンの単価からどの車に乗るのが最も経済的かということがわかるからです。車両価格だけを見て車を選ぶのであれば、プリウスがこれほど売れるとは思いません。

●経済的な家ってどんな家?

それは最低でも30年以上住み続ける期間における工事費+光熱費のトータル費用が安くなることだと考えています。ところが「理想はその通りだけど実際問題として必要な金額が用意できない」という方がほとんどであります。しかしこの発想が実は大きな見当違いなのです。毎月のローン返済額+光熱費合計1ヶ月分が毎月の支払支出額となります。よって住宅ローンの返済額が高くなっても、光熱費が下がれば毎月の支払額、支出額は変わらないからです。

住まいと美容の深い関係

つやつや肌のコンディションは空気の乾燥と連動しています。外見の美には肌のコンディションが大きく作用するのですが、肌のみずみずしさは皮膚の「含水率」で決まるそうです。冬季は空気が乾燥するため皮膚からの蒸発が多くなり、肌が乾燥するということです。

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